渡辺荘の宇宙人 〜指点字で交信する日々〜 ※電子書籍版は販売中

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BOOK☆walker

渡辺荘とは、福島智氏がかつて住んでいたアパートの名前。 健常児→全盲児→盲ろう者という世界を経験してきた著者が一人の「宇宙人」として、現実社会という「地球」 」で経験してきたことを軽妙な筆致で綴るエッセイ。

 9歳で失明、18歳で失聴し、全盲全ろうというハンディを楽しみながらも大学院まで進んだ福島智氏。逆境にも負けない「人間の魂」のすばらしさ、美しさ、力強さ、想像力というものの力を感じさせてくれる。

（紹介）福島智（ふくしまさとし）

1962年、兵庫県生まれ。3歳で右目失聴、9歳で左目失明。18歳で耳が聞こえず、全盲になろう。1983年、東京都立大学に合格、全盲ろう者として初の大学に1996年、金沢大学助教授、2001年、東京大学先端科学技術研究センター助教授に就任。2008年、博士号を取得し同大教授に。盲ろう者で常勤の大学教員になったのは世界初。研究分野は障害学、バリアフリー論。社会福祉法人全国盲ろう者協会理事、世界盲ろう者連盟アジア地域代表。主な著者に『盲ろう者として生きて』（ともに明石書店）、『ぼくの命は言葉とともにある』（致知出版社）など。

『(Ｃ)福島智 2024