いのちってスゴイ!赤ちゃんの誕生
年間10万人の子どもたちに「命の奇跡」を伝える「誕生学Ⓡ」開発者の大葉ナナコ著
子どもたち一人ひとりが持っている命のエネルギーを認識し
「自分の命を喜び、人をも大切にする」そんな気持ちが生まれる絵本
学校の先生たちや親御さんからの多くのリクエストをいただき、電子書籍として発売いたしました。
「いのちってスゴイ!赤ちゃんの誕生」は個人のお客様の読者も多いが、学校の先生からの注文が多く、教育の現場で使っていただいていると実感します。本日は小中学校の先生に向けて先生が思っていらっしゃることを率直にお伝えいただければと思います。
私が誕生学のプログラムを開発したきっかけは、赤ちゃんの誕生、「いのちの誕生」というものを改めて自分のことだとして知る機会が子どもたちに必要だなって思ったからなんです。
よく妊娠出産という言葉で語られがちなのですけれども、それですと大人の女性の体の出来事ということで自分事ではなく他人事になっていると思うんです。また、少年少女にとって、思春期の男子、女子が二次成長期に入ったときに、素敵な自分の未来に向けた大人スイッチが入っている。体が変化していくということを喜んで驚いていけるようにディスカバリーの旅というか発見の旅を楽しみにできるように何か伝えられないかなと思って開発したのが誕生学というプログラムです。
子どもたちに誕生の仕組みや、自分の力はこんなに凄いんだよ、ということを伝えると本当に嬉しそうな顔をして、「自分てすごーい」「オレってすげー」とか本当に誇りに満ちた表情になります。改めて自分の命の力、誰かに教わったものではなく自分の中に生まれる前から、生まれるときも、今大きくなってきているときも、常に自分の命の力が働いているんだと感じるようです。
10歳11歳になると女子は二次成長期が始まるんですね。そうすると「自分もいつか命を繋ぐことができるなんて本当に嬉しく楽しみです」って感想文を書いてくれるんですね。でもそれはきっと自分の体を大切にするという自分の命の重さを実感したということだと思いますし、自分と、また他の自分の人生を大切にしてくれる人との出会いもきちんと深く見つめる。そんな素敵な大人になっていくんじゃないかなと思って本当に嬉しかったですね。
男子は「俺ってすげー!母さんは俺のことをバカだバカだっていうけど俺はバカじゃなかった」とか「女の人を大切にすると今日誓います」とか書いてくれます。
少年院にも届けているプログラムなんですけど、「もっと早く知りたかった。女性の体に対して尊敬する気持ちがもっと早く持てていたのに」「今日これを学んだからこれからは本当に多くの人を大切にできる自分になります」とか書いてくれます。
一人ひとりの受け止め方は子どもたちのその時いる心のステージによってすごくカラフル、七色なんです。どんな子も本当に自分の命を喜び、自分とこれからかかわりあう人をも大切にする、そんな気持ちが生まれるそれが誕生学プログラムの作用としてあるんだなというのを子どもたちの感想から受け取っています。
著者からのコメント
学校の先生方、保護者の皆様、そして地域の子どもたちを応援している皆さまが、ぜひこの本を子どもたちに読み聞かせいただいたらすごく嬉しいです。子どもたちにもプレゼントしてくださったら嬉しいです。自分が大好きになる子どもたちが増えると思います。